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2021.11.26

偶然から生まれた「保護猫と暮らすシェアハウス」

藤田義史
藤田義史
移住相談員

今回は氷見市鞍川で4月にオープンした「保護猫と暮らすシェアハウス」に取材へ行ってきました!

取材させていただいたのは、物件のオーナーとしてシェアハウスを営んでいる野竹(のたけ)さん。
お住まいは長野県で、元々からされていた不動産投資の一環として氷見で物件を購入されたそうです。

そして、こちらが現在シェアハウスとして活用されている物件。
元々は農業器具を販売するお店だったそうで、写真の通りかなり大きくて立派です。

こちらの物件、購入当初はセルフリノベーションをして、戸建て賃貸として貸し出す予定だったそう。
しかし、物件の片付けのために地域を訪れた際、近隣住民の方との会話の中で、近所に住む高校生のWさんが保護猫活動をしていたのを知ったのだとか。


(共有スペースの様子)

この地域では野良猫の繁殖が問題になっており、その問題を解消するべく、当時中学生のWさんが中心となり、地域で猫の保護や病院での去勢・避妊手術を始めたそう。
そして、その時に拠点として使用していたのが、現在のシェアハウスの納屋でした。

Wさんは高校に進学後も活動を続けていましたが、金銭的な負担や、人手不足に困っていたそうです。
そんな時に、偶然物件のオーナーになった野竹さんがやってきて、納屋が保護猫活動に利用されていたのを知ったことで、今回のシェアハウスが提案されたのでした。

猫のお世話にかかる諸経費は月10万円ほど。餌やりや掃除など、人の手も必要になってきます。
そこで、物件をシェアハウスとして併用することで、入居者さんにも猫の世話をお手伝いしてもらいながら、売り上げの一部を寄付することで、保護猫活動を支援しているとのこと。
入居者さんには猫のお世話がある分、通常よりも低い賃料で住まいできるという仕組みになっています。

若者の努力と猫を想う気持ちから生まれた優しいプロジェクトになっているのだとお話を聞く中でも伝わってきました。

そしてこの野竹さん、実はDIY技術も相当なもので、本物件のリノベーションもご自身でされているそうです。
ちょうど2階のお部屋の作業中とのことで撮影させていただきました。
まだ途中段階ですが、仕上がりにはかなり期待ができそうですね!
今後もお部屋の整理を行いながら新たな入居者さんも募集中とのことです〜

偶然の出会いから始まったこのシェアハウス。次はどんな出会いが待っているのか。今後も目が離せません。

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