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2024.05.10

プランターで自然栽培トマト作り!じめんのしたには……

たけぞえ あゆみ
たけぞえ あゆみ
考えるパン koppe

こんにちは!考えるパンKOPPEのたけぞえあゆみです。

春になり、チューリップや皐月が美しく、新鮮な野菜もおいしい季節となりました。街には色とりどりの花が咲き、私たちの日々を彩ってくれています。

写真はお店の前です。手前の紫の花はタイム、後ろは収穫できないまま花になったスティックブロッコリーです。せっかくなら食べられるものをと、これまでもキュウリやトマト、いちじくにディル、ケールなどを植えましたが、なかなか実らない4年間を過ごしてきました。やっぱりプランターでは無理があるのかな?

「地方の暮らし=畑をしたり花を植えたり」を想像する方も多いかと思いますが、当店は商店街にあり、畑をするのはなかなか難しいのが現状です。

でもやっぱり、家の前で野菜がとれる生活には憧れます。そこで、とやま食育ラボ主催の「プランターで自然栽培のトマト作り教室」に参加しました。

講師はNICE FARM代表の廣和仁さん。氷見市長坂で自然栽培の農業を営んでいらっしゃいます。自然栽培のさつまいも掘りなどでもお世話になりましたが、とてもわかりやすく、自然栽培の道理を教えてくださいます。廣さんに学び、今度こそたわわにトマトを実らせたいと思います。

場所は氷見市漁業文化交流センター。娘は馴染みの場所で大漁旗のパズルをしたり、魚のパネルで遊んだりしています。トマトの苗を選べるとのことで呼ぶと、赤いトマト「ステラトマト」を選びました。

よろしくね、ステラトマトちゃん。ここで驚くことに、苗の頭部を少し残し、後の葉っぱを切り落としてすってんてんにするように指示がありました。

ホントに?と戸惑いましたが、廣さんのお話を聞くと納得。葉を取った茎を土中に埋めて、その茎は根になります。細かい産毛のような表面から土の中の養分や水分をもらって、ぐんぐん根をはっていくのです。

そしてプランターの中には、豊かな山のような土中環境を再現します。

まずは炭を割って敷きます。窒素を多く呼ぶことができるとのことです。カキーンという気持ちの良い音に、娘もつられてやってきました。

土をブレンドします。みんなでよいしょ!

土をプランターにどんどん入れます。楽しい、楽しい。

ふかふか土のお団子作りも。

実は娘は虫ぎらいで「こわいー」と言って逃げてばかり。畑仕事も苦手なのかな?と勝手に思っていたのですが、杞憂でした。土を触るその顔は、ふんわりやさしい笑顔です。

苗を植えて、完成です!やったー!

ここからプランターをうちに連れて行きます。さあ、これからはアーケードがあなたのおうちよ。

でも、本当に寝かせて植えて大丈夫? 半信半疑もつかの間……

あっという間に起き上がっていました! すごい!

 

ここで思い出したのは、絵本『じめんのうえと じめんのした』(アーマE .ウェバー文・絵 藤枝澪子・訳 福音館書店1968)。この本のあとがきに大島康行氏はこう記しています。

「この本は(中略)植物の地面の上と地面の下の部分が、それぞれの機能をもって密接につながりあい、さらに植物と動物、植物や動物と太陽、空気、土などのつながりあいを、生物にとって最も大切な栄養のとり方のちがいによって見事に示しています。」

この自然科学の絵本と今日聞いてきたお話は、これからこのプランターの中で起こること。

さあステラトマトちゃん、大きくなあ〜れ!

 

親子で食を美味しく・楽しく体験できるイベント等を企画くださっている「とやま食育ラボ」さんのホームページも、ぜひご覧くださいね。

https://www.facebook.com/toyama.shoku.labo/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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