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2019.03.18

氷見・速川の干し芋づくりに入門!

鈴木杏奈
鈴木杏奈
FWHスタッフ

こんにちは!ワーホリスタッフの鈴木杏奈です!

自分のワーホリテーマは『寒ブリじゃない氷見のこと』
いきなり「干し芋」について! 氷見・速川の特産干し芋づくりに弟子入りしてきました。

甘くて濃厚、しかも全部柔らかい。
何度も噛んで味わうというより、噛むとしっとり食べやすい。

「速川の干し芋は、いつも食べている干し芋と全然違う!」

食べてそう思った完成度のポイントを、
さっそくサツマイモから探っていこうと思います。

ポイント1. 氷見・速川のサツマイモ!

まず氷見市のふるさと納税のお礼品に、
実は速川産のサツマイモが用意されていることをご存知でしょうか…?

引用元:ふるさとチョイスサイト(https://www.furusato-tax.jp/search/596?page=2)

 

鹿児島の焼き芋と茨城産の干し芋というエース級に両側から挟まれてるのが、速川のサツマイモ。

じゃあ速川の強みはというと…ねっとりぎゅっと甘い味

粘土質の土壌でじっくりと育てあげ、収穫後2〜3ヶ月かけてゆっくりと熟成させます。だから甘さは糖度12〜13度とフルーツ並みの甘さとなるんです!

このサツマイモの甘みが、干し芋にすることで、最大限に濃縮。
速川では紅はるかをはじめとして数種類の干し芋を作っています。
食べ比べも楽しめますよ!

ポイント2. 唯一無二の干し芋工房

聞けば、この収穫した美味しいサツマイモを干し芋にしていく工程は、
速川地区定住交流センター 「SORAIRO(ソライロ)」のレストラン
同じ建物内で行うそう。

今回はレストランオーナー、ナイスガイ澤田典久さんのご協力により、
地元の方々と一緒に干し芋づくりができることになりました。
いつも感謝しきりです。

 

これは、SORAIROのランチプレート。こんなおしゃれな空間と併設されているなんて…気合いを入れて、その作業場に向かってみましょう。
集合時間は朝8時です。

おはようございます…! 地元の方のベテランオーラに圧倒され、
自己紹介を秒で終わらせつつ、帽子と手袋を着用します。

ちなみに先に工程をお伝えしておくと、
大きく分けて【①蒸す②皮をむく③切る④並べる⑤乾かす】の5ステップ。

①蒸す

!!!!

湯気!ド迫力!
いきなり目に入ってきたのは、オリジナルの蒸籠!!!!
実はこの蒸籠は釘を使わずつくられていて、速川の職人さん特注です。

②皮をむく

蒸されたサツマイモの皮を1本1本、
アツアツのうちにむいていきます。
そこには、みなさんの熟練技が。
実と皮とのギリギリの部分での包丁捌き。

③切る

速川の干し芋は、丸干し、スライス、スティックの3パターンを用意。

今度は、皮をむいて黄色い身だけになったサツマイモを、
商品別に均一の厚さに切っていきます。写真はこれも自家製の切断機。

④並べる

こちらが本日の自分の持ち場です!
写真の右は、メンターになる山下やすふみさん。

これまた自家製の干網棚。
形で分けてサツマイモ同士が、くっつかないよう、隙間をあけながら、
1枚1枚並べます。

2時間、ひたすら干し芋を並べた成果がこちら。我ながら美しい…

⑤乾燥

ここがポイント。従来の天日干しではなく、
自作の乾燥機による低温乾燥より無添加、無着色の自然な風合いに仕上げます。

干し芋を並べ切った干網棚を自家製遠赤外線付きの乾燥機に順々いれていきます。

こちらの左のボックスが乾燥機。数日間、低温で送風を繰り返します。
自家製の温度センサーで管理するそう。

乾燥後は、最終チェックで不良品をはじき、袋詰めして完成です!

ポイント3. 速川地区の団結力

こちらは、氷見速川のマスコットキャラクター「はやかわくん」
実は自分のメンターになってくれた山下さんが生みの親。
彼は氷見在住の漫画家さんなんです。

顔の部分は速川地区のかたちだそう。では、速川のかたち、念のため…

引用先: 速川地区活性化協議会(http://himi-hayakawa.jp/enjoymap)

(似てるか似ていないか可愛いからどっちでもよいということで…)

上の図は、速川地区散策マップ「はやかわエンジョイマップ」!
よく見ると、ところどころに「さつま芋」のマークが見当たりますね。

実は速川は氷見市の里山の中でも、
集落の枠を超え地区単位で団結してきた歴史があります。
今でもNPO速川活性化協議会が中心となり、
総がかりでサツマイモ栽培とその特産化に力をいれているんです。

今回の先輩方も実はそのNPOの通称「干し芋班」の方々。
『富山県人は勤勉』と聞きますが、自分はそれを干し芋づくりで体感。
私語もなく、カメラを使うのもなんだか恐れ多いほど、
みなさんゾーン状態。集中力に感服です。

切る工程を担当する丸山さんが司令塔となり、
作業場の一体感を作り出すことで、清々しいチームプレーが実現。

作業中はクールそうな先輩方でしたが、最後は焼き芋をつくってくれて
一緒に食べながら、おしゃべり。
たくさんお土産をもらって大満足でした。

まとめると…美味しい氷見・速川の干し芋は

ポイント1 氷見・速川のサツマイモ!
ポイント2 唯一無二の干し芋工房!
ポイント3 速川地区の団結力!

番屋街やJAグリーン直売所、アルビス氷見店にて販売しているそうです!

次回は第3弾氷見のICTの教育について!
おやすみなさい!

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