初めまして!ふるさとワーキングホリデーで氷見に滞在している松本望実です。
3月5日から10日間、みらいエンジンでお世話になりました。
普段は神奈川県の大学に通っており、建築の勉強をしています。
今回私は、
・知らないまちを歩くのが好きなので、なかなか訪れる機会がなかった富山県に行ってみたい!
・「単にまちに訪れる」だけでなく、記事を書くという体験を通して自分が感じたことをアウトプットして伝えてみたい!
という理由でワーホリに参加させていただきました。
氷見でのまちづくりや、建物のリノベーションに関する取り組みなどを中心に記事を書かせて頂く予定ですので、よろしくお願いいたします。
初回のこの記事では、氷見に訪れてまず感じたことについてご紹介します。
一言で言うと「濃い」まちだということです。
海と街との距離がとても近く感じます
- 商店街を基点とする「濃い」人間関係
氷見にきてまず感じたのは、「人と人との関わりが濃く、深い!」ということです。
氷見に到着した初日(3月5日)に行われていた「きたのはしマルシェ」では、商店街の方が屋台を出されていました。お茶屋さんや八百屋さん、ハンドメイドのアクセサリー屋さんなど様々な種類のお店が出店されていましたが、皆さん仲が良く、和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。来たばかりの私にも優しく話してくださり、とても居心地の良い場でした。
また、お店の方と常連さんが会話する場面も多く見受けられました。普段神奈川で暮らす私にはそのような光景をあまり見ることがないので、地元に根付いた人同士のコミュニティの強さを感じました。
広い橋の歩道部分を利用したマルシェ
「きたのはしマルシェ」では美味しいものをたくさん食べました
- 商店街と町屋が織りなす「濃い」まちなみ
私が氷見を歩いていて惹かれたのが、通りに連なる商店街のアーケードと、町屋が敷地いっぱいに立ち並ぶ街並みです。
商店街において特徴的なのは、やはり「アーケード」だと思います。「道とお店」、「お店とお店」の境界を一体化させ、街全体が大きな一つのお店のようになる。アーケードにはそんな効果があると感じます。
商店街の鉄筋コンクリート造の建物は、「防災建築街区」として火災を防ぐことを目的に、1970年代ごろに建てられたそうです。実は私の住む神奈川県横浜市にも、防火のために建てられた建築群があります。窓が水平方向に長く連なる景観は氷見のものととても似ており、親近感を覚えました。
また、氷見の街全体には、間口が狭く奥行きのある「町屋」が立ち並んでいます。建物同士の隙間がほぼなく、屋根の軒が連なる景観は、私の地元ではまず見られないので圧巻でした。
神奈川県横浜市の「防火帯建築」
氷見の「防災共同ビル」
青色が特徴的な商店街のアーケード
以上、私が氷見で「濃い」と感じた特徴を紹介させていただきました。②でも少し触れましたが、今後の記事では商店街の方へのインタビューなどを通して、氷見に住む方や移住者の方にとっての商店街のあり方についても詳しく書いていきます。
美味しい海鮮もたくさん食べました!
「朝日山公園」から見た氷見の街。海と山、街の全てが見渡せてとても綺麗でした