こんにちは!考えるパンKOPPEのたけぞえあゆみです
4月の氷見は、たけのこの季節です
特に西田(さいだ)地区のたけのこは有名で、この時期だけの直売店やたけのこ料理のお店も軒を連ねます。
そういえば、筆者の初めてのたけのこ掘りは、小学生の頃。氷見市がご出身の友人家族に連れて行ってもらいました。
今となっては氷見のどの辺りだったかわかりませんが、氷見の4月は、やっぱりたけのこなのですね。
今日は学童の皆さんと一緒に、たけのこ掘り体験にやってきました。
たけのこの頭がちょこんと出ているのを探して、注意深く山を降りて行きます。
竹皮は周りの枯れ草と同じ色をしているので、なかなか見つかりません。
あちこちで「あった!」の声が聞こえて焦ります。
さっきも見たけれど……同じ場所をもう一回探していると、やった!発見!
坂道のでこぼこの一つの凸は、たけのこでした。
シャベルと鎌と、たけのこ掘り用の鍬をお借りして、よいしょ!
採れました〜!
この日はふたつの収穫です。皮ごと茹でていただきましたよ。
日本最古の物語文学『竹取物語』の竹取の翁は、「のやまにまじりてたけをとりつつ よろづのことにつかひ」ながら生活をしていました。
竹が「よろづ」、たくさんのことに利用されていたことがわかります。
そして「もとひかるたけ」から生まれたかぐや姫は、あっという間に大人になっていきましたね。
たけのこは、1週間もすれば固い竹に成長してしまう、それほど育ちの早いものなのだそうです。
だからたけのこを掘って、適度に手入れをして、長年にわたって人の手で、里山の竹林は守られているのです。
さて、こちらはお隣さんにいただいたたけのこです。
方々からいただいては何かお返しし、今年6本目のたけのこです。
今日は娘もいるので、一緒に皮を剥きました。
たくさん皮が剥けます。何かに使えないだろうか……。
「この皮かわいいよね。かぐや姫とか着ていそうだよね。たくさん重ねたら、平安時代じゃない?」
大河ドラマ『光る君へ』のお姫さまたちが大好きな娘には、十二単にも見えるようです。
お鍋に入りきらなかったので粗方の皮を剥いてから、お米と一緒に30分ほど茹でます。
たけのこは掘ったその日に茹でて、水につけて冷蔵庫で保存します。
そのまま冷凍することもできるそうですよ。
茹で上がり〜(湯気で真っ白です)
今日は茹でたたけのこから、たけのこご飯と、女良地区の灰付きわかめとたけのこの煮物を作りました。
美味しい春のご馳走です。
さて、たけのこの皮がどうなったかというと……
平安時代のお人形になりました!
氷見のお楽しみはまだまだ続きます。