こんにちは。桑折 純子です。 11月も半ば、上日寺の銀杏も色づきました。この記事が掲載されるころには、大木全体の葉は黄色く見頃となっているのではないかと思います。冷え込みも厳しくなり次の季節の到来を感じます。寒くなりました。
上日寺の銀杏
さて、今回は10月末に娘と参加した「第20回氷見キトキトウオーキング」についてレポートさせていただきたいと思います。参加資格は健康な状態で参加できる方。小学校3年生以下は保護者同伴となります。氷見市の自然や景色のもと、歴史・文化に触れられるコースが3km、6km、12kmと3種類用意され、当日配布されるコース図を参考にゴールを目指すものです。娘が通う小学校からのお便りでもこのイベントの案内が配布されていました。私と娘は6kmコースで事前に申し込みをしました。
開催日当日は朝から青空が見える晴天で、格好のウオーキング日和でした。
スタート場所は氷見市ふれあいスポーツセンター(通称 ふれスポ)横の氷見市ふれあいの森大芝生広場です。駐車場に車をとめ、会場へ行くとすでに参加者の方が集まっていました。
まず受付をし、参加者のために用意された袋一式を受け取りました。中にはゼッケン替わりとなるステッカーや参加者であることを示すリストバンドが入っていて、ウオーキング大会におけるスタートの準備を行いました。そして6kmコースのルート地図を確認しました。
大会参加者であることを示すリストバンド。6kmコースはピンク色です。
主催者側からの挨拶があり、参加者全員で準備体操を行いました。
いよいよスタートです。
私たちが参加した6kmコースは「まんがロード満喫コース」でした。氷見市の市街地を横断するコースです。
「まんがロード」とは氷見市が出身である漫画家、藤子不二雄A 先生が手掛けた作品のキャラクターのモニュメントが点在している、比美町から中央町の商店街の通りのことで、通り沿いには原画等を鑑賞できる「氷見市潮風ギャラリー」もあります。ウオーキング参加者を最初に出迎えてくれたのは「黒ベエ」のシャドウ・サプライズでした。
JR氷見駅の前を通り、海岸沿いのコースを進みます。この日は海越しの立山連峰がよく見える日でした。海鳥たちも気持ち良さそうです。
更に進み、漁業文化交流センター前の忍者ハットリくんの巨大壁画が見えてきました。この辺りでコースの約半分です。12kmコースは、ここから見える阿尾城跡まで更に歩き進むので、少々疲れが見えてきた娘と「今回は6kmコースの参加にしてよかったね…」と話ました。
プロゴルファー猿のポケットパークを横目にここから商店街のまんがロードを歩き進みます。
お魚屋さんの店頭では干物となるお魚が干してありました。ワニが門番です。
忍者ハットリくんカラクリ時計のショーを見学する大会参加者の皆さん
湊川のあたりを通る時、ちょうど忍者ハットリくんカラクリ時計のショーの時間でした。
更に歩き進め、上日寺を抜け朝日山へと登ります。
上日寺の銀杏、この頃はまだ緑色です。
見晴らしの丘が見えます。ゴールまでもう少しです。
階段を上り、ようやくゴールです。スタートから要した時間は約1時間半でした。
受付で完歩証と記念品を受け取りました。そしてととぼち汁の引き換え券をいただき、大会を終えた参加者の方々といただきました。
ととぼち汁とは、お団子状に丸めて茹でられたお魚のすり身が入ったお味噌汁です。私は富山県出身ですが、「ととぼち」が「お魚のすり身」であるとは今大会に参加するまで知りませんでした。氷見市ならではの方言のようです。
ウオーキング後で少しお腹が減っていたのもあり美味しくいただきました。
ととぼち汁をいただいている時に、「今年も参加できたね、完歩できたね」と嬉しそうに話されている老婦人の友人同士の会話が聞こえてきました。例年この時期に、市内各地で「氷見キトキトウオーキング」ののぼり旗がに点在しているのを見てきましたが、毎年の参加を楽しみに、また励みにもされている方がいらっしゃるのだな、と思いました。また、参加記念品の一つでもありました「総湯」にこの大会後に行こうという声も聞こえてきました。運動後の温泉は気持ち良さそうです。気になりつつも見過ごしていた、この氷見市の秋のイベントを娘と堪能しました。
また、このふれスポ内で普段遊んでいた公園の花壇が実は氷見市のロゴマークであったことも、この日初めて知りました。
私たちはその晩は、大会の抽選会のくじ引きで娘が引き当てた入浴剤をお風呂で使わせていただきました。ゆずの香りと黄色のお湯でその日の疲れを癒やしました。
立山を望み、氷見の歴史を歩くウオーキングイベント、来年はみなさんも参加されてみてはいかがでしょうか。