こんにちは!みらいエンジンスタッフの(地域おこし協力隊)下野です。
なにやら氷見にあたらしい団体、ひみ竹林ネットワークTeam Viva Bamboo(チームビババンブー※以下略してTVB)が令和7年3月4日に立ち上がったようです!TVBのキックオフミーティングが3月25日に実施されました。団体の代表は氷見市地域おこし協力隊である三上啓さん。今回は市内で活躍されている三上さんに色々とインタビューしてみました。
北日本新聞(3月25日付)に掲載
実は氷見のお隣、高岡市出身で富山好きの三上さん。有機栽培や農業に興味を持ち始めたとき、地域おこし協力隊をやりたくて氷見へ移住を決めたそうです。現在はお子さん一人と夫の3人家族で氷見に住まわれています。
氷見市の布施地区という場所で活動されています。氷見南ICの近くにある地域で中心街からは車で10分くらいの距離。アクセスも良く便利で、保育園から中学校までが周辺にあるので子育て世帯にとってとても住みやすい地域といえます。
三上さんの活動の受け入れ先(活動拠点)は氷見のまるまさファームさん。農薬や化学肥料を使わない野菜づくりをされています。その数なんと30種類にも及びます。主軸野菜はニンニク。全員で6人のメンバーで成り立っているまるまさファームさん。後継者不足で困っていたところ、協力隊の応募をし三上さんが加わりました。黒ニンニクが人気で、スイーツの開発にも尽力されています。
地域の皆さんとメンマづくりに励む
三上さんは農業活動をしていくうちに、竹林に興味を持ちはじめ竹林整備もすることになったそうです。そして今年1月、ひみ里山杉活用協議会さんが『森林・竹林整備に関する情報交換会』を開催されました。地域の方から、「竹林を活用したい。」「放置されて荒れているからどうにかしたい。」「竹林に関する補助やサポートについて知りたい。」などたくさんの声があがったそうです。
左:放置竹林 右:整備された竹林(過去記事から抜粋)
6年前のみらいエンジンの記事でも竹林整備の課題に触れられていました。しかしながら未だに市内の一部しか整備が出来ていない現状です。豊富な資源を活用できていないのです。
TVBミーティングの様子
「みんなの思いを聞き、新しい団体(ひみ竹林ネットワークTVB)を立ち上げようと決意しました。竹に対してそれぞれ皆同じ思いを持っているけれど、ひとりじゃできない。力を合わせて氷見の竹財を未来に引き継ぎたい。」と三上さん。
会員数は現在16名います。代表は三上さん、副代表は同じ地域おこし協力隊で農業活動をされている布施さん、事務局はわたし下野が主要メンバーとなり運営していきます。顧問はサントスさん、監査は地域の竹林所有者さんに入っていただいています。団体の会員さんは竹林を持っていて活用している方、竹林はあるけど活用できていない方、(これから整備していく)竹林はないけど活動に参加したい方など様々です。会員は随時募集中です。気になる方はお問い合わせくださいね。
芸術文化館で開催されたキックオフミーティング
TVBの主な活動内容は、竹林整備・竹の活用・竹林の空間活用・学びや体験の提供・相談窓口としての役割を担っていきます。実は富山県の保有竹林面積の6割が氷見市にあるそうです。そんな豊富な竹資源がありますがほとんど活用できていないのが現状。竹には無限の可能性があって、竹林には人の心を癒す不思議な力もあるそうです。氷見にそんなに多くの竹林があるとは全然気づきませんでしたが、意識して目を向けてみると氷見市内のあちこちに竹林が点在しているのに気づきました。
市内の竹林見学を実施
そんな三上さんに、2025年はどんな活動にしていきたいか聞いてみました。
「協力隊の最終年度となる3年目の活動は、にんにく栽培技術の向上、栽培面積を広げて展開していきたいです。加工品の販売をしていき6次産業化を目指したい。そして氷見での雇用を増やすために、ひみ竹林ネットワークTVBの運営をしっかりやっていくこと。新しい氷見の産業を生み出して、盛り上げていきたい!」と熱い思いを語っていただきました。
地域おこし協力隊と地域の方々と一丸となって氷見市の竹林整備に尽力をつくします。団体のこれからの活躍が楽しみですね。
TVBとして初めてのイベント、たけのこ堀イベントが5月に開催されます。
5月3日と4日 実際に氷見市内の竹林に入って、TVBの団体メンバーがサポートしながらタケノコ堀りをします。竹について知りたい方、たけのこを掘ってみたい方などぜひご参加ください。
イベント申し込み・竹林についての問い合わせ先はひみ竹林ネットワークTeamVivaBambooへ。