氷見に暮らす私たちと、
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一緒につくる、まちの未来。
2023.03.27

氷見に混ざり、混ぜられる場所“M”

fws.staff
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ふるさとワーホリスタッフ

「お久しぶりです!」

と言ってよいのかわかりませんが、お久しぶりです。後藤です。実は三年前にも氷見で今回と同様に記事を書かせていただいていました。そして新型コロナウイルスが特別ではなくなろうとしているいま改めて氷見にやってきました。

なぜ“また氷見にやってきたのか”と言われれば、一つはこの三年の間に氷見の街が少しずつ変わりつつあるのをSNSなどで知っており、その変化を記事にしたい!と感じたからです。そして二つ目、前回は外の人から見て面白いところを探りましたが、今回はもっと氷見の人が好いと思う場所を探ることで氷見のまだ見ぬ魅力を見てみたいからです。

今回は一つ目の記事として、街で愛されている場所はないかと探す中で見つけた氷見の人がついつい行ってしまう場所をご紹介します。

 

今回ご紹介するのは氷見漁港や商店街からすぐの『マリベール』さん。二人のご婦人が営む喫茶店です。朝に何か食べられるお店はないかとグーグルマップで探していると、「店を始めて40年以上になるが、店を無休でやっている」という目を疑う口コミを見つけました。聞くと今ではこれまで47年間一度もお休みしたことがないとか。それだけの間続く理由を探りに向かうと、長いだけじゃないこのお店の“面白い”ところが見えてきました。
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「こんにちは…」

「はい、どーぞ。どこでもいいよ」

悩みながらも話が聞けそうなカウンターに座るとすぐ声がかかる。

「コーヒーでいい?」

「はい、お願いします。あと朝ごはん食べてなくて…メニューとかありますか?」

どこを見渡してもメニューが見当たらない。

「メニューはないけど、なんでもあるよ。お任せでもいい?」

メニューはないけど、なんでもある。そんな謎の解答に私は戸惑いつつ、わからないものは流れに任せる主義なのでそのままにした。

「え、あ、はいお願いします(何が、いくらで出てくるんだろう…)」

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そうしてお店に入ってすぐ完全に主導権を握られたまま、気が付けば一番奥のカウンターに腰をかけお任せで食事を頼むことに…。何やらすごい店と聞いていたのですが、さすがにこれには不安でいっぱいでした(笑)そしてしばらくすると続々と食事が運ばれてきます。

 


なんか意外とちゃんとしていてちょっと安心(失礼)。ご飯も氷見のイワシや季節の白菜を使ったロール白菜にキムチ鍋。他にも地元食材を使ったご飯たち。聞けば“今、ここにあるもの”で作るのだそう。つまり、また訪れれば違うものになっていることほぼ間違いなしですが、これも一つの魅力だなと思います。

無理にないものをねだらず、今地域にあるものを手に入る時期に食べる。イワシやそのほかの具材にしても自然な地産地消が起きている。

とはいえそれだけなら別に家庭で食事するのとも大差はないようにも感じます。

ではなぜ人はここに惹かれるのでしょうか。その答えは下の写真にあるように思います。

そう。混沌としているのです(笑)。ただぼーっと外を眺める人が居て、気ままに新聞を読む人もいて、そうかと思えば私のようによそから急にきて、おなかが減っただなんだと飛び込む人が居る。そしてなぜか気が付けば女将と一緒にご飯を食べている。

さらにこのお店の混沌度合いとしては、冒頭に述べた通りまずメニューがありません。よって何が出てくるかはある種お楽しみボックス的なドキドキがあります。とはいえそれはそれで結構不安なので一言だけマリベールの頼み方(攻略法)を残していこうと思います。

(メニューを公開するのはお店の方針的にも野暮になると思ったので内緒)

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  • まず今の気持ちを素直に伝える(おなかが減った/冷たいものが飲みたいなど)
  • 提案をもらい、気になれば値段を聞くOR予算をお伝えする

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そうすれば満足のいくものをなんでも今あるものから提供してくれます。これは何においても来てくれた人が満足することを大切にするという女将さんの意図に拠ります。

(おまけ・『マリべール』へは裏の駐車場か、表の漁港の駐車場がおすすめ)

ほかにも実は一部の食材は常連さんが獲れたてをすぐに持ってきてくれたものを使ってもいたり、1日に何度もお店にくる方もいるとか。また私や地元の方々以外にも大阪や東京、外国の方や観光のついでの老若男女までが訪れていることからもこのお店に人を引き付ける不思議な魅力があることがわかります。

さらに実はこの場所にいった話で結構氷見の人と盛り上がりました。「あそこすごいよねー」とか「あの女将面白いよね!」等々。行けばあれよあれよと氷見に混ざり混ぜられ、話のネタとしてお店を出てからも街に混ざるのに役に立つ氷見の名店『マリベール』

いかがでしたでしょうか。「氷見に混ざり、混ぜられる場所“M”」なんてタイトルをつけさせていただきましたが、もし気になった方がいらっしゃったら是非訪れてみてください。自分から混ざろうとすれば、まだ見ぬ世界が見えてくるかも。

 

―今日の一枚―

久しぶりの氷見へ着いたのは3月1日の夕方だった。この日は立山が美しく、お昼は富山市内で過ごしたのだが、やはり街の中心部からどこを見ても立山がそびえる富山の景色には圧巻である。それから田園や郊外の街並みを眺めながら鉄道に乗ること1時間弱。うす暗くなってきた外の風景はまるで水墨画のような美しさだった。中でも氷見線のクロスシートに腰を下ろしてぼうっと外を眺める時間は最高のひと時で、ついにその車窓に念願の氷見駅がぼんやりと見えてきた。氷見での日々がまたはじまろうとしている。

 

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