こんにちは!みらいエンジンスタッフ(地域おこし協力隊)の下野です。今回はひみ里山杉活用協議会主催の木のお仕事見学ツアー(前編)に参加してきました。
前編後編と2回に分けてツアーが実施されました。前編は実際に氷見の山へ行き伐倒の見学、植樹体験です。後編は木の製材所の見学と里山杉を使った建築現場の見学です。
後編についての記事はこちら!
集合、受付
15組ほどの親子が参加していました。受付をして、ヘルメットを借ります。
現場まで移動中
氷見にはたくさんの杉が植えられていますが、昭和30年ごろに土木・建設に木材が使われなくなると手入れされなくなり、森は荒れ雪で折れるなどの被害がでるようになってしまいました。
約12年前に、ひみ里山杉として杉の木をブランド化することに。燃えにくい木材として、富山駅や病院、美術館など様々な場所で採用されています。
チェーンソーを扱うときの制服
赤と黄色で森の中にいても目立つ色ですね。チェーンソーが万が一当たったとしても大丈夫なように作られている服らしいです。特に脚部を保護している仕組みになっているそうで、足のケガが一番多いんだとか・・・危険な仕事に従事して、森を守ってくれてありがとうございます。
ハーベスター
まずはハーベスターというカップケーキの型が4つくっついたような形の機械の操作を見学しました。ちょうど娘と身長が同じくらい!名前は「WOODY」。トイストーリーを思い浮かばせますね。近くで見るとより迫力が増します。
造材
のこぎりのような刃がでてきて、スパッと太い木を一瞬で切っていきました。それから木を挟む形で、ゴリゴリという音ともに枝が取れていきました。ツルっと取れていく様は見ていて気持ちがよかったです。子供は音に少し怖がっていました。
杉の実
杉の実って初めて見たかもしれません。小さい松ぼっくりのようでかわいらしいですね。杉の木って高い木なので葉っぱも近くで見られる機会は中々ないのかもしれません。
杉の葉のにおい
こすってみるといいにおい。木材部分の香りとはまた違って、柑橘系のアロマオイルのような香りがしました。枝を記念に持って帰ったので、玄関に飾っています。たまに、香りを嗅いでリフレッシュ。そんな楽しみ方があるんですね~。
伐倒
いよいよ伐倒の時間。テレビで見たことはあるけれど、生で木を切る瞬間は初めてで何気に楽しみにしていました。まずは枝の生えている場所や重心を考慮して倒す方向を決めて、切込みを入れます。
スイカ
切り取った部分はスイカのよう。こんな風にして下準備するんですね。とっても重そうです。
クサビを打つ
次に切込みを入れた反対からクサビという大きい杭みたいなものをハンマーで打っていきます。カーン、カーンときれいな音が静かな森にこだましていました。
衝撃力
何度も打ち付けていると徐々に角度がつき、ゆっくりゆっくり倒れていきました。倒れた衝撃は大きくて地面が揺れるほどでした。倒れる瞬間は盛り上がって拍手するというよりかは、圧倒されて逆にシーンと静かになりました。
切れたて
切れたてほやほや新鮮な杉です(笑)重いチェーンソーを使って切り口をきれいに切るのも熟練の技がいりそうですね。
場所を移動して植樹体験
伐倒するだけでなく、次は植樹体験へ。また別の場所へ移動します。今年伐採した場所で無花粉の杉を植えていきます。花粉症の人にとって、無花粉の杉はありがたいです(私も花粉症です・・)
事前に開けてくれている穴へ苗を入れて周りの土をかぶせます。
足でトントン、踏み固めます
雨風で倒れてしまわないように、しっかりと土を踏み固めておきます。
竹の棒を刺して目印に
夏になると周りに雑草がたくさん生えてしまい、場所がわからなくなってしまうそうです。竹でできた目印をさしておきます。
絵札にメッセージ
事前に穴あけも準備してくださっていたので、簡単に植えることが出来ました。小さいお子様でもできます。絵札に自分の名前や大きく育ってね、など思いを込めてきました。自分で植えた木が大きくなっていくのを見れるなんて貴重な体験だと思います。おおきくなりますように!
「森は素晴らしいと思ってもらいたい。子供たちに森を身近に感じてもらって、また遊びに来てほしい。」という思いがあってこちらのイベントを開催されているそうです。そのほかにもいろいろなイベントを主催されていますのでぜひ参加してみてくださいね。
ひみ里山活用協議会
〒935-0051 富山県氷見市十二町万尾前247-1 岸田木材株式会社内
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