氷見に暮らす私たちと、
氷見に移住するあなたが、
一緒につくる、まちの未来。
2017.01.06

新春特別企画、鍋をかこんで未来をつつく[レポート]

明石博之
明石博之
センター長

年が明けて2017年1月2日に開催した新春特別企画から、みらいエンジンはスタートです。「いずれは故郷の氷見に帰ってきて暮らしたい」と心のどこかで考えている方、「氷見に帰りたいけど、やりたい仕事が見つからない」と半ばあきらめムードの方、そういった方々を対象に、昔とは違う今の氷見の「雰囲気」、そして、未来の「可能性」を感じていただく場を企画しました。
 
場所のことを考えますと、定員15名程度かなと思っていたのですが、当日の飛び入り参加も含めて、なんと20名以上の方が来てくださいました!年末年始で帰省されている、首都圏で活躍されている氷見出身の方々、氷見への移住を考えているご家族、いずれ氷見に帰って来たいと思っているご夫婦。そして、最近Uターンしてきた若者や地域おこし協力隊としてIターンしてきた若者、さらに地元の方々。
 

 
多少の主観をご了承頂きますと、現在、都会で活躍されている若者が口々に語っていることは「Uターンしたいけど、仕事ってないでしょ」ということに尽きます。一方では「好きな仕事はないかもしれないけど仕事ならある、今の仕事が自分に最適なのかわかる人は少ない」など、大変興味深い話が飛び交いました。
 
地元にやりたい仕事がないから都会に出た、という人が、故郷に帰ってくる動機がないという話をよく聞きます。しかし、多くの若者は、学生時代に接した氷見のイメージが固定化され、当時の氷見が今の氷見のまま、時間が止まっている気もします。だからこそ、このような機会をつくり、多くの方が氷見に魅力を感じて、実際にこうして移住していきている、戻ってきているという姿を見ていただき、意見を交わしてほしいと思うのです。
 
私(明石)の生まれ故郷である広島県尾道市は、昔の尾道と大きく違います。まちづくりや観光で全国的に注目されるまちになり、確実に子供の頃にインプットされたイメージではありません。小さな小さな世界で生きた子供時代、また社会性が足りない学生時代に帰省して見たまちとは異なり、とても魅力的でした。若者でもチャンスがあるかも?!と期待できる場所です。その一方、氷見市は、これから変わろうとしている段階にあると感じます。まだまだこれから伸びる余地のあるまち、今だったら一番手として新しいことが始められる、そんな可能性さえ感じます。
 
ある方に「やりたい仕事はないかもしれませんが、仕事のやり方を変えることはできませんか?」という話を投げかけてみました。つまり、個人事業主になったり、都会でつくった人脈を活かして、氷見に仕事を持ち込んだり、という選択肢です。都会の会社に就職して、高いコストで生活をする、仕事もある一定以上の規模で仕掛けないと商売にはならない、そのような認識が地方での生活や仕事にも当てはまると考えている方は、案外多いように感じています。
 
そして、その投げかけに返ってきた答えが「ある一部の優秀で特殊な人間でなければ、個人事業主にはなれない」でした。ここに大きなヒントがあると実感しました。細かい話になり恐縮ですが、例えば、都会で月収35万円もらって、生活コストが月30万円掛かっているのであれば、氷見で月収20万円を得て、生活コストを15万円に抑えることが可能ではないかと。そのために事業として稼ぐ売上が月30万円とすれば、この規模の起業の可能性は沢山あると思います。そのための実践的な起業ワークショップって、氷見で出来るのではないかと思いつきました。
 
皆さんを見送っている際、多くの方から「氷見が変わった、こういう場をもっと企画してほしい」と嬉しい言葉を頂きました。
参加して下さった皆さん、誠にありがとうございました。みらいエンジン、頑張ります!

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