こんにちは!みらいエンジンスタッフ(地域おこし協力隊)の下野です。11月1日に開催された「お寺de移住者交流会」の様子をお届けします。
今年度2回目となる移住者交流会を開催しました。今回は乗福寺という氷見の稲積地区にあるお寺が会場です。
乗福寺のある稲積は小ぶりで果肉が厚く、栄養分が豊富な「稲積梅」の産地として名高い場所です。

大橋住職ご夫妻も愛知県からの移住者さん。
大橋さんは愛知県で名鉄に務められていました。定年前から僧侶になりたいと思い始め、勉強や修行を重ねられていました。ですが、お寺の生まれではない大橋さん。住職を求めるお寺がないか探していたところ、氷見の乗福寺が住職を探しているという新聞記事を読んだことがきっかけとなり氷見へ移住されました。
ご夫妻の詳しいインタビュー記事はこちらから
NPOの活動も行っていた住職の大橋さんは乗福寺を居場所づくりの場にしたいという思いがありました。「ぜひIJU応援センターの移住者交流会の会場に乗福寺を使ってほしい。」という有難いオファーをいただき、今回の交流会が実現しました。

秋のお寺といえば・・・焼き芋のイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ということで今回の移住者交流会は、「焼き芋を食べながら交流をしよう!」という企画になりました。焼き芋を用意してくださるのは、氷見の自然栽培農家で移住者でもある藤部源大さん。
焼き芋準備中の藤部さん
藤部さんは県内外各地で、自家製焼き芋を販売されています。使用するさつまいもはすべて氷見で育てたもの。 数えきれない程の種類のさつまいもを栽培されておられますが、その中からイベント用に4種類を用意していただきました。

出来立てをいただきました
出来立てが食べられるよう、数時間前から時間をかけて焼いてくださいました。【安納芋、福紫芋、紅あずま、紅はるか】がでてきました。色んな焼き芋を食べ比べることができ、どれもホクホクで芋本来の甘味が感じられとてもおいしかったです。

福紫芋
紫色がとってもきれいで、甘くておいしい福紫芋が私はお気に入りになりました。

今回の交流会は氷見市へ移住を検討されている方で県外からお越しいただいたり、移住して数年~20年くらいの方まで参加していただきました。 様々な方から見た新たな氷見の魅力を語り合ったり、氷見暮らしをするにあたってのちょっとしたアドバイス・豆知識などを話したりしました。

お寺というと、法要や七五三等の行事ごとや、お坊さんの修行のイメージが強い場所でした。ですが、住職夫妻の柔らかく優しい雰囲気のおかげで、乗福寺の中はとてもほっと安心する空間でした。 たとえるなら、小さい頃祖父母の家に遊びに行った時のような。

ピアノが得意な奥様。お別れ前に演奏してくれました。
知り合いが誰一人いない場所に移住して、心細いとき。話し相手がいなくて、ひとりさみしいとき。学校や仕事や人間関係で、つらくなったとき。そんなときに受け入れてくれる空間が乗福寺にはあります。
みなさんも、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
乗福寺
氷見市稲積3095
