こんにちは、見習い相談員の西田です。
みなさん、自分のまちの図書館って行ってますか?家事や仕事が忙しくて閉館時間に間に合わない、自宅から遠い等の理由で利用したいけどなかなかできない…という方もいるんではないでしょうか。
氷見市立図書館では11月1日から、読書意欲がグンっと高まる【読書記録帳】、そしてとても便利な【電子書籍】のサービスが新しく始まりました!
【読書記録帳】に続いて【電子書籍】について、図書館館長の鎌仲さんにこれらサービスの使い方と思いをお聞きしました。
電子書籍は氷見市立図書館の利用者カードを持っている方ならどなたでも、ネット環境が整っていればどこでも利用可能な書籍の貸出サービスです。
使用方法は、まず氷見市立図書館へアクセス、「電子書籍」(画像の赤丸部分)をクリックします。
電子書籍ページへ移動したら、左上にIDとパスワードを入力します。IDは利用者カード裏面の左下に書いてある数字、パズワードは誕生年月日8桁に設定されています。
ログインできたら、読みたい本を探しましょう。キーワードで検索、もしくはジャンルから探すことができます。このジャンルが少し曲者で、図書館で使われている「日本十進分類法」という分類で表示されており、一般の感覚では少々探すのが難しいジャンルもあります。例えば、料理本は「技術・工学・工業」、山歩きや釣りの本は「芸術・美術」といった具合です。慣れないうちはキーワード検索の方が使いやすいかもしれませんね。
現在利用可能な電子図書は全部で約500冊。特に子ども向けの絵本、お母さん向けの料理本などが充実しています。
「図書の電子化第一弾は、子育て世代に多く利用して欲しいという思いから児童書、お母さん向けの実用書を中心に揃えました。例えば家でお母さんは料理本を見ながら晩御飯の準備をして、子どもは絵本を見る。大体の絵本は音読機能も付いているので読み聞かせにも活用して頂きたいと思っています。」
と、館長の鎌仲さんは語ります。
実際にジャンル毎の図書数を見ると、10冊未満のジャンルが多い中、「家政学・生活科学」は126冊、「絵本」は158冊とズバ抜けて充実しています。
音読機能が付いているという絵本を借りてみました。読みたい本を見つけたら右にある「借りる」または「予約する」のボタンを押します。
電子書籍といえども、貸出可能な書籍は同時に一冊ずつ。これは紙の本と変わりませんね。なので誰かが既に借りている場合は「予約する」となります。予約しておくと、前に借りていた人が返却したら、自動的に自分の「借りている資料」の中に入って読めるようになります。ここで注意してほしいのが、予約した本が借りている状態になっても、通知などは特にありません。
「一週間に一度ぐらいのペースでログインして確認して頂くのがオススメです。」だそうです。
「借りる」をクリックすると、貸出期間が表示されます。貸出期間が終了すると、自動的に本が返却されます。そう、返却が自動なんです!!!夜中に「この本今日までやった〜」と気づいて急いで図書館の返却ポストに行かなくても済むんです!!図書館が開いている時間に行くことが難しい身としてはとても助かります。
同時に借りれるのは3冊までですが、読み終わればすぐに返却して新しい本を借りることができるので不便には感じませんでした。
「ごんぎつね」の絵本を借りてみました。「読む」をクリックすると音声も一緒に再生されました!機械的な声ではなく、優しいお姉さんの声で抑揚もバッチリ。大人がつきっきりにならずとも、子どもに読み聞かせができます。もちろんお母さんやお父さんが読む声が一番良いのでしょうが、忙しい時や疲れている時は無理せず、こういった機能を利用することも選択肢の1つだと思います。ちなみに英語で読んでくれる絵本もあり、子どもの英語教育にも活用できそうです!
利用可能な書籍は今後、全ジャンルを万遍なく、徐々に増やしていく予定とのことです。
【読書記録帳】【電子書籍】共に、本を読む時間や意欲が増す、特に子育て世代のお母さん・お父さん、子どもに寄り添った図書館の優しさを感じられるサービスでした。みなさま、氷見へ移住された際にはぜひご利用ください!