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2021.07.13

人のご縁が無尽に繋がる場所-ハナマチ・ロマンティスク後編-

岸本乃梨子
岸本乃梨子
移住相談員

みらいエンジンスタッフの岸本です。

今回は7月4日(日)に市内で開催されたハナマチ・ロマンティスクの様子をお届けします!

こちらは、氷見の遊郭跡をリノベーションした建物「無尽蔵」で開かれた和がテーマのイベント。
三味線体験や花魁撮影会、和装で来場なら入場料無料。

前編では、氷見のまちを盛り上げたい!という主催者さんの想いや、無尽蔵という言葉の通り、人と人の縁が繋がっていく場所になって欲しいという社長の想いを聞かせていただきました。
(前編はこちら→『人と人が繋がってイベントを作り上げる!-ハナマチ・ロマンティスク前編-』)

どんなイベントに仕上がって、そしてどんな風に人の繋がりや縁が広がっていくのか、とても楽しみです!

当日は朝から雨模様。
降ったりやんだりの小雨の中、会場に到着すると、

たくさんの人で賑わっていました。

和装の方もたくさん。

七夕飾りと浴衣。合いますね。
一気に夏が実感として押し寄せてきました。

検温と消毒をして中へ入ると、会場の中も賑やか。

浴衣レンタルのブース。

和装に合わせた小物やアクセサリーも販売もあって、和装した時にいつもとは違うアクセサリーも楽しみたくなる気持ちをつついてきますね……!

2階へ上がると、氷見の大火の貴重な動画を上映していました。

氷見生まれ氷見育ち筆者、これを見るのは初めてで仕事を忘れて見入ってしまいます。

特にこの一枚。

筆者の家には大きな蔵があって、母や祖母から「氷見の大火の時、この蔵は残ったんだよ」と聞いていました。
この写真の右側に映っているのもおそらくどこかの家の蔵だと思います。
実際の映像を見ると胸にこみ上げるものがありました。
町に歴史あり。大切に守っていかなければ、と静かに思いました。

2階奥の広間へ進むと、明治、大正、昭和時代の着物が展示されていました。

長い年月が経っても色あせや型崩れすることもなく、昔の針仕事の丁寧さが伺い知れますね。

さらにその奥では三味線体験が行われていました。

講師の先生がすごく優しく分かりやすく弾き方を説明しているのが印象的でした。
難しそうと先入観を持っていましたが、実際に見てみて反省しました。
三味線なんて教えてもらえる機会も触れる機会も滅多にないので、挑戦してみればよかったなと。

さて、そうこうしている内に、花魁撮影会の時間になりました。

閉めきられたこの扉。

開けると、豪華絢爛な花魁の姿が!

他の参加者さんの邪魔にならないように後ろの方でシャッターを押していたら、どうぞ前へと。みなさん優しい……!
お言葉に甘えて、最前列で撮らせていただきました。

今回、花魁を務めたこちらの美女は氷見市出身のモデル、島絵理菜さん。
そして、小道具や撮影機材は富山市の撮影スタジオ「スタジオ音妓 」さんが協力。

立ち姿、座り姿に合わせて着物を微調整したり、小物や小道具を用意したり、花魁ぽく見えるポーズや仕草を演出していて素晴らしいスタッフさん達、そしてそれに応えてすぐに花魁を演じる素晴らしいモデルさんだと感じました。

取材の為に特別参加させていただいた身でありながら、撮影会が楽しすぎて途中から完全に仕事を忘れていましたね……

撮影の合間に、他の参加者の方々と少し話しました。
みなさん、島さんのファンで新潟から撮影会の為に駆け付けたそうです。
この撮影会で島さんとファンの方々の絆や思い出がまた一つ増えたのではないでしょうか。
筆者もアイドルオタクをしているので良く分かりますが、こんな風に、推しと自分に共通の思い出が増えていく事がすごく嬉しいんですよね。
前編のインタビューで社長が言っていたように、この場所が人と人の縁が尽きる事なく繋がっていく場所になっていると感じました。

撮影会を終えて、花魁が二階の窓に姿を現すと、嬉しいサプライズに会場は大盛り上がり。

イベントのキャッチフレーズ通り、まさに氷見の遊郭にタイムスリップしたような。
そんな気持ちに浸れました。

イベントも終了時間に近づいてお客さんも少なくなってきたころ、主催の菊地さんと少しお話しさせていただきました。

「楽しんで貰えたなら何よりです」と菊地さんも笑顔。
えぇ、仕事で来たのを忘れるくらいには大いに楽しませていただきました。

帰り道、筆者の前をすぐ歩いていた浴衣姿の女の子たちが「楽しかったね!」と笑顔で話しているのが聞こえてきました。
職業的に県境を跨いだ移動が難しく、今年は夏のイベントや遊びに出かけるのを諦めていたそうで、思いがけず地元で夏のイベントを楽しめただけでなく、「誘ってくれてありがとう」「一緒に行けて良かった」と言葉をかけあっていて、ここでも人の縁そして絆が深さを増しているのだなと感じました。
思わず、無尽蔵の社長が「この場所を作って良かった!」と話していた時の笑顔を思い出しちゃいましたよ。

氷見には、地元民や移住者問わず、この町を盛り上げたい、良くしたい、色んな人と繋がっていきたいという方々がまだまだたくさんいます。
色んな方々の想いが連鎖反応のように広がって、ご縁は尽きる事なく溢れていくと確信しました。

またこういったイベントが決まった際にはこちらでお知らせしていきます。
機会があれば、ぜひ氷見の温かくさと優しさのある熱意に触れに来てみてはいかがでしょうか。

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氷見市IJU応援センター・みらいエンジン
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