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2024.04.12

地域ぐるみ・まちぐるみの子育て支援「地域子育てセンター」濵下コーディネーターにインタビュー!

桑原 佳衣
桑原 佳衣
移住相談員

皆さんこんにちは!
子育て環境は、子どもを連れて移住を考える上でとても大切なポイントになりますよね。

地域子育てセンターが、子育て中のお母さんの救世主的な存在の施設であることは以前の記事でご紹介した通りですが、今回は氷見市で子育てをしたことがあるお母さんであれば、知らない人はいないこの道 40 年の「濵下峰子支援コーディネーター」(以下、濵下先生)のインタビューを通して、氷見市の子育て支援体制の魅力をさらに深掘りして皆さんにお伝えできればと思います。

なぜ氷見市の子育てサポート体制がここまで充実しているのか、なぜ地域子育てセンターに氷見市在住のお母さん達はもちろんのこと、隣の市から車で 40 分程かけて通うお母さん達が後を絶たないのか、そこにはひとりひとりのお母さん達の心に寄り添った支援と地域ぐるみの子育て支援体制のネットワークがありました。

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まず濵下先生のプロフィールから教えてください。子育て世代の母親の中で知らない人はいないというぐらいの存在ですが、どういう経緯で今のお仕事をされているのか、私を含めて知りたいファンの人も多いと思います。

-いやいや、たまたまここに長くいるからみんな知ってるだけで(笑)
20 歳の時に保育士として氷見市役所に入り 23 年間公立の保育園で普通の保育士として働いていました。それから様々な経緯を経て「地域子育てセンター」に配属になったのが現在のキャリアの始まりです。
以来 18 年間ずっとここで子育て中のお母さん達と関わってきました。

地域子育てセンターのみなさん

 

移住者として地域デビューのきっかけとなる「地区サークル」の立ち上げに先生が率先して携わったという話も地区サークルの代表の方から伺ったことがあります。

-地域子育てセンターに異動してきた平成 17 年の時点では4つの地区サークルしか立ち上がっておらず、他の地区でもニーズがあると感じていました。それと同時に地域子育てセンターをハブとして地区をきちんと動かせるネットワークづくりができれば氷見市が目指している地域ぐるみ、まちぐるみの子育てが可能になるのではないかとも考えていました。
立ち上げが難航する地域もありましたが、現在では全部で 14 か所、すべての地区でサークルがあります。

関わる皆さんがあたたかい気持ちでボランティアの活動してくださっている。だから子育て中のお母さん達には地区サークルに「行ってみられ」ではなくて「スケジュールに入れておいてね」ともれなく伝えています。

本当ですよね。私も娘と毎月1回開催される地元の地区サークルに参加させてもらうのを楽しみにしています。氷見の山奥に移住した私が孤立感なく子育てができているのは地区サークルとの出会いが大きかったように思います。

今日も地域子育てセンターではボランティアの方の絵本の読み聞かせが行われています。

 

地域子育てセンターの話に戻りますが、私も現在利用者の1人として初めはただ単に子どもを遊ばせるだけの施設だと思っていました。それが来る度にあれっ?どうやらそれだけじゃないらしい、実はここはお母さんの心のケア、SOS をキャッチしてくれる場所なのではないかと途中から気づきました。

-子育て支援拠点として国から定められている事業内容があります。利用者支援として最低の基準が示されている中で正直「心のケア」は入っていないんですね。「子育てなどに関する相談、援助の実施」という項目はありますが、お母さん達の相談に「みんなそうよ、頑張りましょう」って言っても相談とカウントできてしまう。
悩んでいるお母さん達に「ああいうふうにしたらどう?こういう風にしたらどう?」と提案したり、指導するのは簡単なこと。それは私達の目指すところではない。

お母さん達が何を求めているのかを、どこまで深読みして寄り添うかですね。

-そう。何が必要なのか、私がいまだにカウンセリングやコーチング等を含めてもっと勉強しなきゃって思う理由がここにあります。

地域子育てセンターってどうしても人の人生に触れる場所で、お母さん達は色んなことを話してくれるのね。自分の生い立ち、家庭でのこと、自分の心の声のこと…。だから謙虚でないといけないと日々思っています。
センターのスタッフが、窓の外を歩くお母さんにも「おーい元気?寒くなってきたから風邪ひかんように。」など、とにかく気遣って声を掛けている姿を日常的に見ます。
お母さん達が抱えている胸の内を率直に話せるのは、先生含めてスタッフの方が利用者と接する中で積み重ねてきた信頼関係の賜物だと感じています。

子供が寝たら、お母さんも心と体を休んでもらうために大人用綿毛布が準備されています。

 

もう 1 つ地域子育てセンターの特徴として、関係機関と連携してお母さん達が抱えるさまざまな悩みの解決に向けてサポートしてくれる点が挙げられると思います。最近では同じ敷地内に「子ども発達サポートセンターくるむ」もできました。

-ひとりひとりのお母さんに必要なサポートについては、市の健康課とも日頃から連携して情報交換をしています。私達が目指しているのは「利用者の自己解決」です。解決に向けてお母さんと根気強く向き合うことで「私達職員が解決した」のではなく、「お母さん本人が解決できた」と思えることがとても大切なのだと思います。
自己解決へのサポートも含めて、子どもの成長発達において感じた不安や悩み、心配事に対し専門家から適切なアドバイスや支援を受けることができる環境は経験者としてとても大切だと感じています。

市の健康課や子育て支援課などの関係機関との連携で、オーダーメイドの育児相談や入所の相談も可能です。

日頃どんな思いで、毎日地域子育てセンターを訪れるお母さんと関わっていますか?

-お母さん達は、それぞれ何か思いがあってここに来ていると思っています。
暇だから行こうかなって思ったとしても、家で過ごすよりはいいって思ってもらえたのならそんな嬉しいことはないですね。

そして私が先生に娘への接し方や関わり方で悩んで相談するといつもこう言ってくださいますよね。
今日、あなたができる 100%のことをちゃんとやってるよって。

-今日がそのお母さんができる精一杯の 100%。だからそれ以上頑張れとは言わない。今日ここまでできるかな、今日ここまで頑張ってみようかなと思っている気持ちを尊重してあげたい。

先生のその言葉を聞くと自分がどんな状態でも、娘に怒って怒鳴ってしまった日でも今が自分なりの 100%なんだ、私なりの精一杯なんだって思えるから、自分自身を責めずに客観視できるきっかけになります。

 

ありがとうございました。最後に、先生との出会いがきっかけで、氷見市に移住を決めた子育て世帯の方が何組もいるという話も聞きました。長年氷見の子育て支援の現場に携わり、支援体制を知り尽くした先生から氷見に移住して子育てをと考えている方に一言お願いします。

-「ぜひ、氷見においで。こちらはいつでも応援する気満々です。食べ物は美味しいし、空気も水も美味しい。
あいのかぜ(海側から吹く冷たい風のこと)が吹く日は本当に寒いけど。
でも、子育てを辛く感じる時はどこにいたって辛いの。みんなでそれに寄り添うよ。氷見に来て子育てしてみられ。」

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真っ青な空と波の音。娘と心をリフレッシュできるお気に入りの場所です。

1 人ひとりのお母さんに対してきめ細やかなサポートを実現した氷見市の子育て支援体制。
今回のインタビューを通して分かったのは、支えになっているのが、先輩のお母さん達の温かい思いだということです。
子育て中に、自分がして欲しかったことを後輩のお母さんにしてあげたい。
そして自分がしてもらって嬉しかったことをまた次世代にしてあげたい。
私が移住して、孤立感なく子育てができているのは、そのような思いを持った沢山のお母さん達の温かい気持ちと眼差しに、いつも触れているからなのかもしれません。
頼れる場所、本音で話せる場所、気持ちを共有できる場所、専門的な支援。
子育てにはどれも必要です。
たくさんの人々の熱い思いを紡いで氷見市で培われてきた地域ぐるみ、まちぐるみの子育て支援体制。
安心したサポート体制の中での子育て、皆さんも一度考えてみませんか?

 

氷見市地域子育てセンター
氷見市中央町 12-21(いきいき元気館内)
【TEL】0766-74-8453
【開設時間】9:00~16:30
※12:00 から 13:00 までお昼休憩。
また、11:30~12:00/16:00~16:30 の間は消毒時間となっています。

【お休み】第1・3・5 日曜、祝日・年末年始

※市外や県外の方もご利用いただけます。

※市の健康課や子育て支援課などの関係機関、地元との連携でオーダーメイドの育児相談
や保育園や幼稚園への入所の相談も可能です。

詳しくは HP

お問い合わせ

氷見市IJU応援センター・みらいエンジン
氷見市IJU応援センター・みらいエンジン

メール/電話の場合

mailinfo@himi-iju.net tel0766-54-0445

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