こんにちは!TomorrowWorks.の北條です。
2023年の2月10日(金)、『Buono Pesce』のオープニングレセプションが行われて、無事正式にイタリア料理店のバトンタッチが実現しました!
約500日にわたる「後継者マッチングドキュンタリー」もこれが最終。ずっと待ち望んでいた日をいざ迎えてみると、喜びの感情と同時に、名残惜しい感情も入り混じって、ひと言では表しきれない機微を感じました。
今回の記事では、吉沢さんご夫婦の船出を祝うレセプションの様子をお伝えしつつ、『ボーノ・ペッシェ|Bouno Pesce』の物語がこれからも続いていく“奇跡”を、みなさんと一緒にお祝いできたらと思います。
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● これまでのあらすじ【はじめてご覧になる方へ】
この話題について、はじめて出会う方も多くいらっしゃると思います。そこで後継者マッチングに至るまでのあらすじを改めてご説明させてください。
<はじまり>
2021年10月6日、氷見のしごと総合メディア「TomorrowWorks.」(*1)内の後継者マッチングサービス『氷見で継なぐ。』(*2)にて、ボーノ・ペッシェの後継者募集記事を掲載したところから始まりました。
*1:Himigraph(筆者)と氷見市IJU応援センター・みらいエンジンが共同運営するウェブサイト
*2:Himigraphが主体運営するサービス
・関連記事|地元の食材にこだわり、ご夫婦で営む家庭的イタリアン料理店を引き継ぎませんか?|TomorrowWorks.
<出会い>
吉沢さんご夫婦からTomorrowWorks.へ応募があったのは、記事掲載から4ヶ月が経った2022年1月はじめ。筆者の方でまずオンライン面談をさせていただいたのち、オーナーの高木さんへお繋ぎしました。
その後、2月と3月に実施した現地面談を経て、具体的な話を進めていく流れになりました。
<調印式>
事業承継に関わる交渉では、両者間で様々な項目を決めていく必要があります。それらが全てまとまって、契約書を交わせる段階まで来たのが、同年9月中頃。調印式を開催して、地元新聞やテレビにも大きく取り上げてもらいました。
・関連記事|継業のすゝめ ー 成功事例「ボーノ・ペッシェ」を振り返りながら ー|みらいエンジン
<オープンに向けて>
年明けのオープンを迎えるまでは、高木さんを慕う有志メンバーが企画するクリスマスイベント「CIAO Buono Pesce!」や、吉沢さんによるクラウドファンディングが実施されました。
・関連記事|Ciao Buono Pesce!最後のクリスマスに密着しました!|みらいエンジン
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県外から多くの方が支援してくださったそうで、事業承継をきっかけに氷見の魅力を知ってもらえて嬉しい限りです。
こうして迎えたレセプションは、クラファン支援者を対象に実施され、市内外の“ボーノファン”が集いました。
● オープニングレセプションの様子をお届け!
それでは、みなさんお待ちかねのお料理からご紹介していきたいと思います!
ヨーロッパ各国を巡りながら食のセンスを磨いた吉沢さんによる料理の数々は、ここ氷見にいながら異国の食文化を体験することができます。各料理の説明を聞いているだけで、海外を旅している気分に。
写真を撮らずにはいられない料理の美しさ
お肉はもちろん氷見産!氷見の食材とのコラボレーションにより、新たな化学反応が生まれていきそうです。
そのほか、富山県滑川市の農園から西洋野菜を仕入れたりと、今まで味わったことがない食材の味覚や食感も楽しむことができます。
吉沢さんゆかりの醸造家さんによるワインやクラフトビールも仕入れており、これ以上のないペアリングを堪能できました。
ここ数年は、夜気軽に外食できる雰囲気ではありませんでした。しかしこれからは、友人や家族と幸せな時間を共有できることでしょう。湊川の桜を眺めながらー、みたいな過ごし方もようやくできそうですね!
厨房に目を移すと、全員が一緒に作業中。この光景を見られるのも最後かと思うと感慨深くなりました。
料理同様、同じ厨房でも異なる料理人が立てば、その雰囲気はガラリと変わります。カメラが追いつかないほどの手際の良さで、リズミカルに調理を進めていきます。
全てのメニューが終わると、吉沢さんたちも加わって談笑する場面も。氷見に来られてからはまだ日が浅く、出店準備で慌ただしかったと思います。最後の安堵した表情が印象的でした。
● ザ・ファーストシーン
お店の数だけ物語がある。氷見のまちでは今日もどこかで、誰かが物語を紡いでいます。
そんなことに思いを馳せながら暮らしてみると、いつもと違う光景が現れてくるかもしれません。
『ボーノ・ペッシェ|Bouno Pesce』は、大切なことを伝えてくれる場所になりました。